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2020年7月17日金曜日

『歌舞伎 研究と批評』65


論文出ました!素人芝居特集です!すごいです!
舘野太朗「平成地芝居の三十年」『歌舞伎 研究と批評』65、2020年7月。
雄山閣のサイトからどなたでもお求めになれます。

2019年1月7日月曜日

名古屋の歌舞伎系劇団

スーパー一座(1979~2008)
 主宰:岩田信市・原智彦
 指導者:市川升十郎

名古屋むすめ歌舞伎(1983~)
 主宰:市川櫻香
 指導者:市川梅香、十二代目市川團十郎

南山歌舞伎(2005~2016)
 主宰:安田文吉
 指導者:中村熊昇

名古屋こども歌舞伎(2009~)
 主宰:安田文吉
 指導者:中村熊昇

ハラプロジェクト・パンク歌舞伎(2010~)
 主宰:原智彦

東海学園歌舞伎(2017~)
 主宰:安田文吉
 指導者:中村熊昇

2016年4月5日火曜日

『まつり』77の特集は「続地芝居の今」


論文出てます。
舘野太朗「地芝居と学生演劇」『まつり』77、2015
学生歌舞伎、地芝居、子ども歌舞伎等について書きました。

2015年10月7日水曜日

2015年度日本演劇学会研究集会

日本演劇学会、秋の研究集会で発表します。

2015年度 日本演劇学会 研究集会
◆テーマ:古典劇の現代上演
◆日程(詳細)
 2015年10月24日(土) 10:30~17:40
 懇親会 18:00~20:00
 10月25日(日)10:00~17:10
◆会場
 法政大学市ヶ谷キャンパス富士見坂校舎 ボアソナードタワー25階・26階

詳細はこちら

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古典劇の研究と実演 ―学生歌舞伎を事例として―

【発表要旨】
 学生による歌舞伎の実演(学生歌舞伎)は、坪内逍遥が早稲田大学の学生と『地震加藤』を上演した事例があるが、太平洋戦争後に東京都内の各大学で盛んに行われるようになる。三島由紀夫は、1952年の短編『学生歌舞伎気質』で、歌舞伎を演じる学生たちの姿を新制大学の象徴として描いている。1957年には、松竹が学生歌舞伎から「学士俳優」を採用して、彼らを関西歌舞伎へ送り込んだ。当時の評論家は学生歌舞伎には否定的で、例えば戸板康二はたびたび批判してきた。学生の間でも、実演を行う大学と「観劇専門」を貫く大学とで、たびたび論争が交わされてきた。実演派の学生たちは「研究」を実演の大義名分に掲げて論陣を張ってきたが、実演の是非をめぐる論争は1967年を最後に見られなくなる。それは、歌舞伎の文化財指定、国立劇場の開場と同時期であった。
 現在、古典藝能の研究者が実演の稽古をするのは音楽や能楽の方面では珍しくないが、歌舞伎研究においては稀であろう。そのなかで、学生歌舞伎は正課の教育研究活動ではないものの、研究を志向する者による実演として注目に値する活動である。本発表では、学生歌舞伎の是非をめぐる論争を軸に、歌舞伎の研究と実演をめぐる問題を考察する。学生歌舞伎のほとんどは東京都内で上演されてきたが、宮城教育大学の「垣内座」、南山大学の「南山大学歌舞伎」といった地方のユニークな活動も可能な限り紹介したい。

2015年9月1日火曜日

2015年学生歌舞伎上演スケジュール

今年度の学生歌舞伎の上演スケジュールをまとめました。
詳細な情報はリンク先を参照してください。

11月1日(日)
日本大学藝術学部歌舞伎・舞踊研究会
『恋飛脚大和往来』「新口村の場」
日本大学芸術学部江古田校舎北棟中ホール

11月22日(日)
慶應義塾大学歌舞伎研究会
『籠釣瓶花街酔醒』「縁切り」「殺しの場」
慶應義塾大学三田キャンパス

12月19日(土)
明治大学歌舞伎研究会
『白浪五人男』「浜松屋の場」
明治大学猿楽町校舎

2014年12月19日金曜日

学生歌舞伎の文献リスト

学生歌舞伎・学士俳優の文献リストを作成中です。

「歌舞伎と学生演劇」『幕間』03(01) 1948.01
 戸板康二「学生歌舞伎その他」
 大木豊「歌舞伎を愛する若き同志へ」
 坂東蓑助「学生歌舞伎些言」
三島由紀夫「學生歌舞伎氣質」『小説新潮』6(1) 1952-01
内海繁太郎「学生歌舞伎を見て」『幕間』07(10) 1952.10
北島富士子「學生歌舞伎を見る」『演劇界』10(11) 1952
「学士俳優打明け話」『幕間』11(8)1956.07
舟木みどり「劇談広場 思うまま(学士俳優の皆さんへ)」『幕間』11(12) 1956.12
内海繁太郎「学生歌舞伎なるもの」『演劇界』14(5) 1956.07
『大学歌舞伎研究』発会記念号 1957.01
大谷正弥「学生歌舞伎一年の記」『芸術新潮』8(6) 1957.06
「演劇学科上演目録」『演劇修行』5 1958.03
「各大学の歌舞伎研究」『藝能』6 1959.07
J・R・ブランドン「日大歌舞伎をみて」『演劇修行』9 1961.12
田中稔(立教大学)「大学歌舞伎研究連盟合同公演に思う」『大学歌舞伎研究』6 1962.04
川合郁男「三十七年度合同公演中間報告」『大学歌舞伎研究』7 1963.04
岩崎輝行「三十六年度大学歌舞伎連盟合同公演総括」『大学歌舞伎研究』7 1963.04
江原伸吉(立教大学歌舞伎研究会)「若い言葉(大学生の発言)学生と歌舞伎」『演劇界』24(6) 1966.05
「特集・学生歌舞伎」『大学歌舞伎研究』10 1966.11
 小楽崎正義「学生歌舞伎は存在しうるか=その二つの可能性=」
 喜世流浄舎「学生歌舞伎論のために=一橋の場合=」
 川合和男「実演校と研究校」
 細野義昭(明治大学歌舞伎研究会)「「学生歌舞伎」―四十年度の公演と反省―」
 橋本公子(実践女子大学)「学生歌舞伎を観て」
 川合和男(青山学院大学)「増田大道具と学生歌舞伎=学生歌舞伎に反省を請う=」
青木誠司(早大歌舞伎研究会)「《学生歌舞伎》論争に寄せて」『大学歌舞伎研究』11 1967.09
成瀨正とし「「學生歌舞伎氣質」考」 『ホトトギス』76(12)(924) 1973-12
土岐迪子「嵐徳三郎と語る60分」『演劇界』38(4) 1980
「特集I 当今若者歌舞伎気質」『演劇界』53(12) 1995-10
 高橋美江「大学歌舞伎研究会言いたい放題」
 玉垣凪和三「日本大学・法政大学・慶應義塾大学・日本女子大学」
 濱村道哉「わが青春の観劇日記」
 橋本治「なにか本筋とは違うことをやっていた」
 葛西聖司「赤い盃」
 日本大学芸術学部「ああ芝居の幕があく」
 原一平「日大歌舞伎いまむかし」
 河村常雄「趣味が身を助く」
 「嵐徳三郎歌舞伎の青春」
 「天井棧敷の若者たち・古今ファン気質・気になるひいき役者の人気度」
船木浩司『七代目嵐徳三郎伝―歌舞伎ざんまい幕のうちそと』、2003、東方出版。

~各大学歌舞伎研究会記念誌~
明治大学歌舞伎研究会四十周年記念誌編集委員会編『明治大学歌舞伎研究会四十周年記念誌』、1989
学習院國劇部五十周年記念事業記念誌編集委員会『國劇部五十年史』、1997
慶応義塾大学歌舞伎研究会八十年史編集委員会編『慶応義塾大学歌舞伎研究会八十年史』、2006
早稲田大学歌舞伎研究会六十年誌編集委員会編『早稲田大学歌舞伎研究会六十年誌』、2007

2014年1月16日木曜日

榎田ユウリ『カブキブ!』について



 世間一般では、「アマチュアの歌舞伎役者」は、たとえば「アマチュアの電車の運転士」と同様に存在しないものだと考えるのが普通なのかもしれない。しかし、実際には、「アマチュアの歌舞伎役者」は結構いる。
 「地芝居」といって、祭礼で奉納芸能として住民が歌舞伎を上演している地域や、市民サークル的に歌舞伎を上演している地域がある。全日本郷土芸能協会の調べによれば、地芝居を上演する団体は全国に200団体ほどあるという。各団体に10人ずつ役者がいるとすると、全国には2000人近くの「アマチュアの歌舞伎役者」がいるということになる。その他にも、都内の数校の大学には、「歌舞伎研究会」等の名称で歌舞伎の上演を行う学生サークルもある。春や秋には、毎週各地でアマチュアによる歌舞伎公演が行われており、公演の件数だけで比べると、“プロ”の歌舞伎公演よりも“アマ”のほうが多いくらいだ。
 僕は、歌舞伎座などで上演されている狭義の「歌舞伎」ではなく、地芝居を中心に「もうひとつの歌舞伎」を研究の対象としてきた。悪くいえば単なる素人芝居、歌舞伎の真似事に過ぎない。しかし、歌舞伎座の歌舞伎が歌舞伎文化の頂点だとすれば、地芝居や学生歌舞伎は裾野の広がりに相当し、歌舞伎文化の総体を捉えようとする場合には、見過ごすことのできない要素だと僕は考えている。
 榎田ユウリ『カブキブ!』は、歌舞伎に憧れる高校生が学校で部活動として歌舞伎を上演しようとする物語だ。作中で、登場人物が「高校生が歌舞伎なんて珍しくない?」と言っている。実際のところ、高校生だけで歌舞伎を演じるという事例はかなり珍しい。少し年齢層が下がると、小中学生だけで演じる「子ども歌舞伎」というものがあり、「子ども歌舞伎フェスティバル」が毎年開催されるほど盛んである。「以前は高校に“カブキブ”があった」という話を、地芝居の盛んな埼玉県小鹿野町で聞いたことがあるが、現在は活動していないようである。地芝居で大人たちに混じって高校生が出演することはあっても、高校生だけで歌舞伎を演じているという話は聞いたことがない。高校生だけで歌舞伎を演じることは、技量の面では不可能ではないだろう。小中学生が子ども歌舞伎で大人よりも達者な演技をすることは珍しくない。環境さえ整っていれば、若い方が有利だと言っても問題ないだろう。つまり、問題は環境の面にある。
 歌舞伎を上演する際には、通常の演劇でも必要な大道具、小道具等の他に、歌舞伎特有の演技、衣装、かつら、化粧等の面でのノウハウが必要となる。地芝居の場合、地域内でそういったノウハウが伝承されていない団体では、上演の度に地域外から「振付師」や「顔師」という指導者や技術者を招く。学生歌舞伎でも、大学によって「自給率」に差はあるが、地芝居と同様であるようだ。高校生に限らず、素人がゼロから歌舞伎を上演しようとすると、演技の習得と同じくらい、上演環境の整備が難しい。
 『カブキブ!』の主人公のひとり、来栖黒悟は「歌舞伎が好きだから」という理由で歌舞伎部の設立を目指す。彼には歌舞伎の知識はあるものの、上演のためのノウハウはなにひとつ持っていない。物語は黒悟が日本舞踊や衣装制作の技術を持っている生徒を校内から集めるところからはじまる。仲間が集まってからの旗揚げ公演では『三人吉三』が上演される。『三人吉三』は出演者が五人程度で済み、衣装も凝ったものを必要としない。幕末に作られた世話物狂言なので、口語に近い調子で演じることができ、よく知られた名台詞も登場する。実際に地芝居や学生歌舞伎で頻繁に上演されている外題である。背景をプロジェクタで投影したところや、附けを音響装置から再生したという描写には違和感があるが、しろうと歌舞伎の上演で直面しそうな問題が丁寧に描かれている。
 古典芸能をモチーフにした作品では、伝承を課せられた者が独特の慣習の中で葛藤するというパターンが多いと思われる。しかし、この作品の主人公たちには古典芸能の伝承が課せられておらず、芸能に魅了された、いわば、「押し掛け女房」として古典芸能に取り組む。黒悟は「サッカーの好きな奴がサッカー部に入るのと同じで、自分は歌舞伎が好きだから歌舞伎部を作るのだ」と説明する。僕も、「押し掛け女房」として歌舞伎を演じてきたから、黒悟の気持ちはよく理解できる。ただ、歌舞伎は近代スポーツではなく古典芸能である。勝ち負けのある大会は無く、自分の納得できる芝居を目指して自分との戦いがつづいていく。また、作中で既に言及されているが、カブキブの歌舞伎はどうしても“しろうと歌舞伎”であって、“本物の歌舞伎”にはなれないというジレンマを抱えている。“カブキブの歌舞伎”と“本物の歌舞伎”との葛藤は、黒悟の勧誘に応じなかった歌舞伎界の御曹司、蛯原仁を通して語られていくはずである。
 『カブキブ!』は現在二巻まで刊行されており、今夏には第三巻が出る予定である。『三人吉三』の次はどのような外題に取り組むのか、新しいキャラクターが登場するのかが楽しみだ。アイドルが歌舞伎を演じたテレビドラマにピンとこなかった人にも薦めたい。

2013年11月2日土曜日

学生歌舞伎2013秋

学生歌舞伎の上演スケジュールをまとめました。

法政大学歌舞伎研究会
11月1日,11月2日 13時〜、16時〜
外濠校舎S523〜S526
「伊勢音頭恋寝刃」
無料
https://twitter.com/hosei_kabken

日本大学芸術学部歌舞伎・舞踊研究会
平成25年度 芸術祭公演
11月2日 13時〜
日本大学芸術学部 江古田校舎 中ホール
『新版歌祭文 野崎村の場』
無料
http://ameblo.jp/nichigeikabuki/

学習院大学国劇部
11月4日 12時30分〜 14時30分〜
富士見ホール
『本朝廿四孝 十種香の場』(試演会)
http://kokugeki.blog102.fc2.com/

慶應大学歌舞伎研究会
第54回 慶應大歌舞伎
11月23日 11時30分~
慶應義塾大学三田キャンパス 527教室
研究公演『雪暮夜入谷畦道』より入谷蕎麦屋の場(新入生による)
本公演 『雪暮夜入谷畦道』より入谷大口屋寮の場(上級生による)
http://ameblo.jp/keiokabuki/

明治大学歌舞伎研究会
11月30日 13時~、17時~ 開場は30分前
『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』片門前魚屋宗五郎内の場
無料カンパ制・要予約
http://kabukikenkyukai.blog.fc2.com/

2013年2月2日土曜日

東京教育大学での歌舞伎上演

国劇研究会(文理科大学)

昭和22年9月21日『戻橋』 (中村時蔵、河原崎権十郎、中村蝶次郎)、文理科大学新聞、昭和22年10月20日。

歌舞伎研究会(教育大学)

昭和26年11月18日『勧進帳』、教育大学新聞、昭和26年11月5日。
昭和27年11月23日『忠臣蔵六段目』、教育大学新聞、昭和27年11月15日。
昭和28年11月『一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段』、教育大学新聞、昭和28年11月10日。
昭和29年11月7日『鳴神』、教育大学新聞、昭和29年10月25日。
昭和30年11月6日『仮名手本忠臣蔵 六段目』、教育大学新聞、昭和30年10月25日11月10日合併。
昭和31年11月外題不明、教育大学新聞、昭和31年11月10日。
昭和32年11月24日『仮名手本忠臣蔵』、教育大学新聞、昭和32年11月10日。
昭和33年11月外題不明、教育大学新聞、昭和33年11月10日。
昭和34年5月『俊寛』、教育大学新聞、昭和34年4月25日。
昭和35年5月29日『仮名手本忠臣蔵五・六段目』、教育大学新聞、昭和35年5月10日。

2012年11月15日木曜日

若竹屋について

学士俳優一覧
1956年、松竹が学生歌舞伎から俳優を採用する。関西歌舞伎へ。
日大卒
 大谷正彌
 大谷ひと江
 大谷山三郎
 大谷田文次
 大谷妹尾
早大卒
 大谷橋十郎
学習院卒
 三堀俊治(渡米のため辞退)
改名歴(文化デジタルライブラリー・歌舞伎公演データベースによる)
大谷正彌
 1956年 4月~1963年 7月 大谷正彌
 1963年 7月~1966年 4月 坂東竹之助
大谷ひと江
 1956年 4月 ~ 1971年 1月 大谷ひと江(若竹屋)
 1971年 2月 ~ 2000年 12月 5日 嵐徳三郎(葉村屋)
大谷山三郎
 1956年 4月 ~ 1970年 6月 大谷山三郎(若竹屋)
 1970年 7月 ~ 1977年 10月 中村芦鴈(成駒屋)
 1977年 11月 ~ 市川箱登羅(大美屋)
大谷田文次
 1956年 4月 ~ 1963年 8月 大谷田文次
 1963年 9月 ~ 1969年 10月 實川延緑(河内屋)
大谷妹尾
 1956年 3月 ~ 1972年 2月 大谷妹尾(若竹屋)
 1972年 3月 ~ 1973年 8月 中村喜鴈(成駒屋)