2020年11月26日木曜日

オンライン地芝居サミット2020

オンライン地芝居サミットに出演します。
詳細や参加申し込みはPeatixのページをご覧ください。
どなたも無料で参加していただけます。

☆日程:12月20日(日)
☆時間:13時~17時
(配信中の出入り自由です。お好きなプログラムだけのご視聴も是非!)
☆料金:無料
☆視聴お申込み peatixのイベントページより
https://onlinejishibai2020.peatix.com/

●13時~
「口上 開演のことば『全国地芝居サミット』ってなんですか 
城井智子(全日本郷土芸能協会常務理事 ※全国地芝居連絡協議会副議長)
※全国地芝居連絡協議会(略称 全地連)
 
本イベント主催(公社)全日本郷土芸能協会に加盟する全国の地芝居団体や、関心を持つ個人によって構成。全国の地芝居関係者との交流を図り、地域社会における地芝居の保存振興と発展に寄与することを目的に平成10年に結成した。

●13時15分頃~
「日本の原風景 写真で巡る地芝居はじめて紀行」&「地芝居のまち」
山口清文(全国地芝居連絡協議会議長 写真家)
山本正実(埼玉県秩父郡小鹿野町 小鹿野歌舞伎保存会副会長) 

「町じゅうが役者」の埼玉県小鹿野町。江戸で修業を積んだ初代 坂東彦五郎が帰郷後、近所の若者に歌舞伎を教えたのが始まりで、山車型の「屋台歌舞伎」が大きな特長です。子ども歌舞伎、若手歌舞伎、女歌舞伎、さらには町民参加型の「入門教室」もあるというカブクのは当たり前な土地柄。

山口清文さんは新聞社を退職後に小鹿野町へ移住。在職中から小鹿野のみならず、全国各地の地芝居をファインダーにおさめてきました。とくに『日本地芝居写真紀行』は、今は見ることがかなわない地芝居の在りし日の姿も写した貴重な一冊。舞台裏の役者の表情やその土地の風景も含め、写真にみる地芝居の世界を伝えてくれます。

山本正実さんは、小鹿野町教育委員会社会教育課で、長らく公務員として小鹿野歌舞伎に関わってきました。自らツケ打ちも担当し「小鹿野歌舞伎の生き字引」とまで称される陰の立役者。実は、公務員が役者だったり、歌舞伎保存に関わる部署にいることは少なくありません。影の立役者から、近年自らも役者として舞台に立つようになりました。

今回の「写真で巡る地芝居はじめて紀行」は、この写真集をもとに、山口&山本のヤマヤマコンビでお送りします。
各地を実際に訪れたからこそ語れる、特色ある地芝居のお話しを楽しみましょう!

●14時10分頃~
「体験、地歌舞伎ガイドツアー!」

足立伊公子(地歌舞伎案内人&岐阜県恵那市東野歌舞伎保存会役者)

岐阜県は全国最多30を超える団体が活動する「地芝居王国」。ここでは「地歌舞伎」と称し、岐阜の宝物として大切にしています。
足立さんは、そんな地芝居王国の歌舞伎保存会の役者であり、バスツアー仕立てで観客を招き、バス道中から地芝居にまつわるあれこれのガイドをされている方。自らも舞台に立つ役者ならではの裏話も。単なる地芝居の楽しみ方解説に…とどまるはずがない。

●15時頃~
「親子で役者!教えて祇園座さん―子ども歌舞伎編―」
鎌田義美(香川県高松市 祇園座保存会)
鎌田紋妃(香川県高松市 祇園座保存会 子役 中学1年生)

香川県では、小豆島の農村舞台がある肥土山と中山、子どもたちが役者となる曳山系舞台の白鳥、そして高松市の祇園座の四つが活動しています。祇園座は高松市香川町東谷の平尾八幡神社に奉納され、江戸時代後期に、若者が徳島に藍染の出稼ぎに行きに習い覚えてきたのが始まり。地芝居の役者には「親子で役者」「三代で役者」も少なくなく、今回は、父も役者(兼会長、義太夫担当)、母も役者(兼事務局)、そして子役で看板娘さんという一家より、“父と娘コンビ”が出演。地芝居をつないでいくのは後継者。その子役自らが語るめったにない機会です。  

●16時15分~
「ここだけのはなし 地芝居あれこれ談義」
今回の登壇者勢揃い、主催の(公社)全日本郷土芸能協会と、企画の※地芝居ポータルも参戦し、『地芝居ここだけでね』、な裏話などなどを。ご鑑賞されている皆さまからのご質問も、お待ちしております。

※地芝居ポータルhttps://jishibaiportal.com/
インターネット上に、全国の地芝居に関する情報サイトを2011年に設立・運営している団体。

蒲池卓巳 

地芝居ポータル代表。愛知県名古屋市でお寺の住職を務める傍らで地芝居を追いかけている。追いかけるうちに役者となり、義太夫を習ったりとますます抜け出せなくなる。現在は育児のため地芝居は休業中。

北河直子

中野区立歴史民俗資料館学芸員。学生時代に中京地域の獅子芝居を追いかけ、同時に見始めた地芝居のおもしろさにハマる。地芝居で好きなのは、底意地の悪い女性役全般。

舘野太朗

民俗芸能学会理事。三十代半ばにして芸歴は20年をこえるベテラン役者であり(ただし、10年の中断期間あり)、世界で十指に入る地芝居の研究者(いま地芝居を研究している人は10人もいない)

令和二年度民俗芸能学会大会

民俗芸能学会の大会はオンラインで開催します。

僕はフォーラム第二部に出演します。

会員でなくても参加できます。詳しくは民俗芸能学会のホームページをご覧ください。 


令和2年度大会

 本年度はコロナ禍の影響のもと、会員の皆様の健康を第一と考え、下記の通りオンラインでの開催となりました。お手数をおかけすることになりますが、どうぞふるってご参加いただきますようご案内申し上げます。

開催日時 令和2年12月12日(土)午前 9:20 ~ 午後 5:10

プログラム
【開会挨拶】9:20 ~ 9:30
 民俗芸能学会代表理事代行  山路興造

【研究発表】 9:30 ~ 12:10
 近藤大知「遠山霜月祭の継承と『木沢霜月祭り野郎会』」
 大山晋吾「南九州の神楽における「金山」「宇治」舞の意味」
 矢嶋正幸「五行神楽と岩戸開き」
 福原敏男「「山・鉾・屋台」と山車」
 ※総合司会がオンライン発表・質疑応答についてアナウンスを行います。
 ※発表者・参加者ともにオンライン会議システム Zoom を使用します。

【本田安次賞授与式】13:20 ~ 13:30

【フォーラム「民俗芸能をつなぐ/民俗芸能研究をつなぐ」】
 〔第一部〕13:30 ~ 15:00 
  各地の会員をつなぐ―民俗芸能と研究の現況―
    聞き手:大石泰夫、髙久舞  話し手:各地の会員

 〔第二部〕15:30 ~ 17:00 
  民俗芸能のネットワーク組織と研究者―これまでとこれから―
    司会:舘野太朗
    コメンテーター:久保田裕道
    パネリスト:南信州民俗芸能継承推進協議会・小川直之
    神奈川県民俗芸能保存協会・大谷津早苗
    山形県の事例・菊地和博
 ※登壇者は Zoom を使用します。参加者は Youtube Live で視聴します。
 ※フォーラムのアーカイブ動画を大会終了後に学会ホームぺージで期間限定公開します。


【閉会挨拶】17:00 ~ 17:10 
 大会実行委員会委員長  大石泰夫

お申し込み方法
お申込み締切:12月4日(金)
参加申込フォームまたは葉書をご用意いただきお申込みください。

※葉書でのお申込みの場合、①氏名 ②メールアドレスをご記入のうえ「民俗芸能学会 大会実行委員会」(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目6−1 早稲田大学演劇博物館内)までご郵送ください。
※研究発表・フォーラムの当日資料は原則としてお申込みいただいたメールアドレスにお送りいたします。紙媒体で郵送をご希望の方はお申し込み時にその旨を明記してください(会員のみ)。

参加費
会員:無料  非会員:500円
※非会員でお申込みされた方に振替用紙をお送りいたします。入金が確認され次第メールで当日資料をお送りいたします。

オンライン大会にあたりご留意・ご協力いただきたい事項
 お申込み時にいただいたメールアドレスに ① Zoom のミーティング情報(URL、ID、パスコード) ② Youtube LiveのURL ③当日資料 ④その他 について 12 月 10 日(木)にお送りします。なお、郵送をご希望の場合、お届け日が前後する場合がございます。オンライン会議システム Zoom の使い方については「Zoom ヘルプセンター」に掲載されている紹介ビデオなどをご参照ください。
※Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge の利用が推奨されます。


発表資料等の取扱いに関する注意
 発表要旨、オンラインで使用するスライドや動画、配布資料等の著作権は発表者に帰属します。断りのない再配布、二次利用は禁止とします。また、オンラインによる学会発表は、著作権法上の「公衆送信」(自動公衆送信による再送信)に相当すると考えられます。発表者は使用するスライドや動画に著作権侵害がないことをご確認ください。


本田安次賞授与式
 コロナウイルス禍の中、令和2年度の通常形態での大会・総会は中止となりましたが、オンライン大会を開催することとなりました。例年総会の前に本田安次賞の授賞式を執り行なって参りました。本年度につきましては、異例のことではありますが、オンライン大会の中で、本田安次賞授与式の動画を配信することとなりました。

※公開期間:12月12 日(土)~12 月 19 日(土)


お問い合わせ 
 電話またはメールで学会事務局までお問い合わせください。

※【会員の皆様へ】お送りした案内の「本田安次賞授与式」動画について誤ったQRコードでお送りしてしまいました。12月10日(木)にお送りする当日資料にて訂正させていただきます。

民俗芸能学会令和2年度オンライン大会実行委員会
大石泰夫(委員長) 伊藤純、小川直之、神田竜浩、高久舞、舘野太朗

2020年7月17日金曜日

『歌舞伎 研究と批評』65


論文出ました!素人芝居特集です!すごいです!
舘野太朗「平成地芝居の三十年」『歌舞伎 研究と批評』65、2020年7月。
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